五障(ごしょう)
ご 五障
婦人の向上をさまたげる五種の障(さわり)をいう。すなわち婦人は梵天王、帝釈(たいしゃく)、魔王、転輪聖王、及び仏身との五種の果報をうけることのできない障害があるという。これはインドの女性差別の思想が仏教に入り、日本でさらに強調されたものとされている。高僧和讃に
「弥陀の名願によらざれば
百千万劫すぐれども
いつつのさわりはなねば
女身をいかでか転ずべき」(善導和讃第三首)とある。
五障三従の女人とは婦人教化に対する常套語として用いられた。
『真宗辞典』法蔵館 昭和10年6月20日 発行

