蛇蝎(じゃかつ)
し 蛇蝎(じゃかつ)
蛇はへびであり、蝎は木の中に住みてなおかつ木を食う虫であることから、みにくくけがれ、よこしまなる心をいう。散善義至誠心釈に現実凡夫の心情を批判して、奸詐蛇蝎等といい、正像末和讃には
蛇蝎奸詐のこころにて 自力修善はかなうまじ
如来の回向をたのまでは 無慚無愧にてはてぞせん
等とある。
【『真宗辞典』法蔵館 昭和10年発行 監修 河野法雲 雲山龍珠】
か蝎(かつ)
A①(名)キクイムシ科の甲虫。キクイムシ。B①(名)サソリ目の節足動物の総称。さそり。(通)蠍(カツ)蛇蝎(ダカツ)
【おおきな活字の全訳漢辞海 三省堂】
か 奸詐
いつわり。悪だくみ。
【広辞苑 岩波書店 新村出編】
◆蛇蝎奸詐のこころにて - みにくくけがれ、よこしまな、いつわり、悪だくみのこころだから
自力修善はかなうまじ - 自力で善をおこなうことなどかなわない
如来の回向をたのまでは - 如来の回向の南無阿弥陀仏をたのまないなら
無慚無愧にてはてぞせん - 無慚無愧にて果てる

